さくら荘のペットな彼女 6
- 作者: 鴨志田一,溝口ケージ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/12/10
- メディア: 文庫
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内容(「BOOK」データベースより)
今年度限りでさくら荘がなくなる―理事会の決定に納得できない俺たち寮生は、学内で撤回の署名活動を行うことに。その最中、寮がなくなる本当の理由がましろにあることが分かる。ましろが寮から出て行けば、さくら荘は存続するのだ。だけど、それでいい訳ないだろ!?必死に署名を集める俺たちだが、龍之介は「絶対に集まらない」と手伝わないし、俺のゲーム企画の最終審査結果と七海のオーディション結果もついに発表になる。そして近付く卒業式、果たして俺たちは、美咲先輩と仁さんを笑顔で送り出すことは出来るのか―!?変態と天才と凡人が織りなす青春学園ラブコメ、波乱必至の第6弾。
このシリーズは、ましろがいいから惰性で読んでいる感が。いや、けっしてつまらないとかではないけど、なんか内容が薄い。まあ、今回はとりあえず色々なものごとが一区切りした回であったけど。
『自分の考えが絶対に正しいと信じて疑わないバカが、この世の中には溢れているからな』(P50-51)いや、それはフリーダムナ行動を日頃している君らにも当てはまるんじゃ、といいたくなるw。龍之介の台詞だから、もしかしたらそのことを自覚して、その決定をした人を腐しているように見せて、自分たちも(あるいは誰でも)というのを言外に含めて冷静にさせようとしているのやもしれんが。
七海、なんだかんだで夢を叶えると思っていたので、この挫折にはちょっとショックだ。この巻では、署名運動といい、空太もタイトル審査会を通過できずと挫折続きだな、さくら荘の面々、特に常識人枠(?)が。
龍之介、同情ムードのときに教師に暴言を吐くのは、せっかくその空気作ったのに無駄にするのかと冷や冷やしたよ。
仁を美咲が新幹線の駅で見送るシーンでの仁の告白(プロポーズ?)、こういうのは高校生でやっても真面目さがいまいち足りん感じがするなあ。まあ、高校生だからこそ微笑ましく見れるというのもあるかも知れないが。
美咲が、仁が将来のものと渡した婚姻届を早速出すとは笑った、ということは仁の父母に同意して貰ったということだから、もう仁には逃げ場がなくなったね(笑)。