4月に読んだ本のまとめ

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:7705ページ
ナイス数:70ナイス

西南シルクロードは密林に消える (講談社文庫)西南シルクロードは密林に消える (講談社文庫)
読了日:4月30日 著者:高野 秀行
翔ぶが如く〈8〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈8〉 (文春文庫)
読了日:4月28日 著者:司馬 遼太郎
チア男子! ! (集英社文庫)チア男子! ! (集英社文庫)
読了日:4月27日 著者:朝井 リョウ
ベン・トー 10 恋する乙女が作るバレンタインデースペシャル弁当350円 (ベン・トーシリーズ)ベン・トー 10 恋する乙女が作るバレンタインデースペシャル弁当350円 (ベン・トーシリーズ)感想
奢我と佐藤の会話は今回のバレンタイン前夜の会話など、この2人の絡みのときだけたびたび恋愛漫画みたく甘酸っぱくなるから、そう考えるとやはり奢我はメインヒロインだよね。色っぽいシーンが一番多いのは茉莉花かもしれないけど(笑)。実際、今回も茉莉花と佐藤の絡みがエロ過ぎてやばかった。しかし白粉、媚薬入りチョコレートを男子寮の連中(高段位桜桃少年団)に食わせようとしているのは鬼ね(笑)、まあ彼女の期待通りの同性同士でのアレコレは起こらなかったが、彼らが異常な性欲が止まらず悶えたり、賢者になっているのは笑えた。
読了日:4月26日 著者:アサウラ
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)
読了日:4月20日 著者:石川 拓治
イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)
読了日:4月19日 著者:ソルジェニーツィン
戦前昭和の社会 1926-1945 (講談社現代新書)戦前昭和の社会 1926-1945 (講談社現代新書)
読了日:4月18日 著者:井上 寿一
悪魔に魅入られた本の城 (シリーズ愛書・探書・蔵書)悪魔に魅入られた本の城 (シリーズ愛書・探書・蔵書)
読了日:4月18日 著者:オリヴィエーロ ディリベルト
母~オモニ母~オモニ
読了日:4月17日 著者:姜 尚中
知っておきたい「食」の日本史 (角川ソフィア文庫)知っておきたい「食」の日本史 (角川ソフィア文庫)
読了日:4月14日 著者:宮崎 正勝
争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール
読了日:4月13日 著者:木村 元彦
ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)感想
自ら記憶を消去したカーディナルが人のぬくもりを再び/初めて感じるためにキリトに抱きついたあと、キリトはこの世界の幕引きをしようと考えているカーディナルに協力するけど、他の方法を考えることは諦めない、それにこの世界を消滅させても、自分がこの世界で出会ってきた人の中から助ける人を10人選べるというなら確実に君も入れるよ、とさらっといって、それにカーディナルが、自分が脱出したら誰がこの世界を消去するのだ、と苦笑いしつつつっこんだら、だから考えることをあきらめないよ、といってしまえるのがさすがですねえ(笑)。
読了日:4月12日 著者:川原礫
小さいおうち (文春文庫)小さいおうち (文春文庫)
読了日:4月11日 著者:中島 京子
名だたる蔵書家、隠れた蔵書家名だたる蔵書家、隠れた蔵書家
読了日:4月11日 著者:
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)感想
タイトルのインパクトから前から気になっていたが、桐島の退部による些細な変化が多くの章で少しずつ描かれているけど、桐島本人が登場してこないとは思わなかった(笑)。あとスクールカーストについて言及されると話が重くなるから苦手なのだが、この本ではそれについて少し触れているが、各章で描かれているキャラの誰もが学校の中に自分の居場所があるようなので、雰囲気が暗くならずにすんでいるのはよかった。しかし朝井さん19歳で現実の自分とほとんど変わらない年齢の女性視点の話も照れがなく普通に上手にかけているというのはスゴいわ。
読了日:4月10日 著者:朝井 リョウ
朝鮮通信使がみた日本朝鮮通信使がみた日本
読了日:4月10日 著者:姜 在彦
母なる海から日本を読み解く (新潮文庫)母なる海から日本を読み解く (新潮文庫)感想
奈良時代は沖縄とヤマトの交流は頻繁だったので現在よりも言語的に近いものだったというのはかなり意外。それと、沖縄のメディアは地域的利害に固執しているだけで右や左といった区分けは本質を見失う、という説明は目から鱗。そう考えれば、公害とか原発である地域に負担がかかったら抗議の声をあげるのが当然なのと同様に、米軍基地の問題も自分たちの地域だけ負担が非常に重いことを非難しているのは当然だから、その非難を批判するのはどうかと思うし、国益や国防という目を曇らすもととなる基準抜きで一遍考えてみるべきだということかな。
読了日:4月9日 著者:佐藤 優
中世ヨーロッパの書物―修道院出版の九〇〇年中世ヨーロッパの書物―修道院出版の九〇〇年感想
中世西欧では人の数より家畜の数が多く、その家畜の半分を羊が占めていたので、羊の原皮は問題にならないくらい安い畜羊の副産物で、羊皮紙が高かったのは原料皮革そのものよりも加工過程にあったというのは目からうろこ。また現存する写本のうち彩飾写本の割合は2〜3%で、美術品として珍重される彩飾写本の伝存率が通常の写本より高いことを考えれば、おそらく彩飾写本は作られた写本全体のうち1%も占めない程度しか作られなかったのか、なんか今までは中世の写本は彩飾されているのがメインというイメージをもっていたからそれは意外だった。
読了日:4月8日 著者:箕輪 成男
県庁おもてなし課 (角川文庫)県庁おもてなし課 (角川文庫)感想
有川さんの小説はいつも安定して読みやすく面白い!喬介と佐和の子どもの頃の旅行時の青い髪飾りのエピソードとその旅行時の清遠と喬介のエピソードはぎこちないながらも優しさに溢れているので好きだ。あと、掛水の家に吉門が泊まりにきたときの吉門の見せた子どもっぽさは今までとのギャップでより可愛らしさや微笑ましさを感じるし、その子どもっぽい面をみると彼がより魅力的に感じるなあ。
読了日:4月6日 著者:有川 浩
ココロコネクト アスランダム下 (ファミ通文庫)ココロコネクト アスランダム下 (ファミ通文庫)感想
遂に本編も終了か。登場キャラ紹介で脇役もイラストを使って紹介してあるのはラストにふさわしくていいね!冒頭の『まるで体が別の空間に引き込まれていくみたいな感覚があった』(P5)というのは、その表現からはどんなものか想像ができない上、そのまんま過ぎて笑った。そしてラストは、余韻を損なうものや物足りなさがない、いい終わり方でした!
読了日:4月6日 著者:庵田 定夏
バカとテストと召喚獣11 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣11 (ファミ通文庫)感想
ついに雄二も霧島と付き合う覚悟を口に出したか、ラストでは正式に恋人関係となりそうなのでそれは良かったわ。しかし、あとがきでムッソリーニは女性に大人気で、人気の順番では次点で秀吉って、そうだったの!このシリーズで誰が人気のあるキャラなのかについては秀吉に人気があることは知っていたけど、それ以外はまったく知らなかったが、ムッソリーニが女性人気で一番というのは意外すぎる!
読了日:4月4日 著者:井上堅二
告白 (角川文庫)告白 (角川文庫)感想
「この国は本当の世界とはかけ離れている。ここは普通の世界ではないのだ」と娘たちによく言っていたが信じて貰えなかったとのことだが、北朝鮮の厳しい現実とかけ離れた豊穣な世界こそリアルな世界と信じるのは難しいだろうな。北朝鮮からの脱出以後のエピソードは自由になった喜びが読んでいて伝わってくるので何度も読み返したくなるくらい好き。なんにせよ現在(といっても8年も前だが)ジェンキンスさんがようやく「普通の」世界で幸せに暮らしていることには安堵する。しかし、その8年間で拉致問題が全然進展していない事実には気分が沈む。
読了日:4月3日 著者:チャールズ・R・ジェンキンス
オーバーロード3 鮮血の戦乙女オーバーロード3 鮮血の戦乙女感想
シャルティアが他の100レベルNPCの誰よりも強いというのは、正直そんなに強いとは想定外だった!守護者総括のアルベドやweb版で防衛時のNPC指揮官との設定だったデミウルゴスの方が強いと思っていたよ。しかし、失礼ながらアインズ様が相性の悪い相手と、武器の良さもあるが、戦術で渡り合えるとは思っていなかった。流石書籍版はweb版のアレとは違うな!今回、アインズの精神的な成長という収穫もあったが課金アイテムや金貨など再入手の見込みのないものをふんだんに使うのは、貧乏性だから少しもったいないと感じちゃう(笑)
読了日:4月3日 著者:丸山くがね
陸軍いちぜんめし物語―兵隊めしアラカルト (光人社NF文庫)陸軍いちぜんめし物語―兵隊めしアラカルト (光人社NF文庫)
読了日:4月3日 著者:棟田 博
ログ・ホライズン6 夜明けの迷い子ログ・ホライズン6 夜明けの迷い子感想
レイネシアやアカツキが独力ではどうしようもない案件に直面したことで、他者の力を借り、そして他者を巻き込む覚悟を決める。リーゼは「中学生」云々といっていたが、彼女らの決意が他者へ影響という責任を背負うことを自ら決心したというものだった、というのを実行している最中になるまで考えが及ばなかったか、まあ、普通中々そこまでは思い至らんよね。むしろ今回の作戦だけでそこに気づけたのだから、彼女は聡明といっていいだろう。
読了日:4月2日 著者:橙乃ままれ
寝ながら学べる構造主義 (文春新書)寝ながら学べる構造主義 (文春新書)
読了日:4月1日 著者:内田 樹
薔薇のマリア  18.光の中できみが笑う今は遠くて (角川スニーカー文庫)薔薇のマリア 18.光の中できみが笑う今は遠くて (角川スニーカー文庫)感想
ついにトマトクン復活!次巻まで持ち越し、という風にならなくて良かった。ラストでジョーカーたちは苦戦を強いられているところで引だが、普段情を表に出さないジョーカーが『それでも己は守らねばならんのだ。(中略)あの馬鹿者どもが戻ってくる場所をなくすわけにはいかぬ』(P346)という風に内面ではトマトクンの復活を信じ、仲間のことを思っていることを感じられてよかったが、こうした苦戦の中で今まで見せなかった内心が描写されて引きという感じだとフラグっぽくて嫌だなあ。どうかトマトクンたちが帰ってくるまで無事でいてくれよ。
読了日:4月1日 著者:十文字 青

読書メーター

ラ/////5//
小/////5/
エ/
ノ/////5
歴///
思/
そ////


「母 オモニ」はノンフィクション換算。「知っておきたい「食」の日本史」「名だたる蔵書家、隠れた蔵書家」「母なる海から日本を読み解く」はその他換算。「陸軍いちぜんめし物語」はエッセイ換算。


ライトノベル 7
小説 6
エッセイ 1
ノンフィクション 5
歴史 3
思想・宗教 1
その他 4

4月に読んで特に面白かったもの
「告白」

告白 (角川文庫)

告白 (角川文庫)

 北朝鮮からの脱出以後のエピソードは、解放されたという喜びが文章から伝わってくるようで、読んでいるこちらも嬉しくなってくるので何度も読み返したくなるくらいに好きだなあ。
「寝ながら学べる構造主義
寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))

寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))

 一度読んだくらいではとても理解したとはいえないけど凄くわかりやすく読みやすく書かれている。構造主義についてまるで知らなかったが、現在の「普通」の考え方、例えば何事も相対的にみようとするような、がかなり構造主義というものから影響を受けていることを知る。
県庁おもてなし課
県庁おもてなし課 (角川文庫)

県庁おもてなし課 (角川文庫)

 有川さんの小説は毎回安定して面白い。