5月に読んだ本のまとめ

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5229ページ
ナイス数:125ナイス

偏愛記: ドストエフスキーをめぐる旅 (新潮文庫)偏愛記: ドストエフスキーをめぐる旅 (新潮文庫)
読了日:5月31日 著者:亀山 郁夫
文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)
読了日:5月28日 著者:ジャレド ダイアモンド
暦物語 (講談社BOX)暦物語 (講談社BOX)感想
怪異は起こらずに各話の奇妙、不思議な現象の真相が、現実的なオチに帰着するミステリ風(「風」なのは、推理がないから)の締め方なのはいいね。特に第一話の真相はいいなあ、好きだなあ(笑)。また怪異やバトルがない分、「<物語>シリーズ」の大きな魅力のひとつである、掛け合いの妙が存分に堪能できる。あと、巻を経るごとに増えてきていたメタネタとかエロスを感じるシーンとかは今回はほとんどない。メタネタはともかく、このシリーズのエロいシーンは、個人的には結構好きだから、少しだけ物足りないといえば物足りないけど(笑)。
読了日:5月26日 著者:西尾 維新
なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫 の)なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫 の)感想
貝澤さんが傘屋先輩を好きで彼の絵をいっぱい描いていること、それだけ思われていることを傘屋先輩が知ったことで縁ができたのは少し不思議。だって男女逆にしたらわかりやすいけど、ドン引きされてもおかしくないこと所業だからね(笑)。そんなに思われているということでほだされた、というかキュンときてしまったのかなあ(笑)。死人との縁・悔い(杭)を頼りに故人との思い出の場所場所へと、西院さんに何でわかるのかについて詳しく説明せずに、連れ歩くというシーンは綺麗で好きだな。
読了日:5月23日 著者:野崎 まど
東の太陽、西の新月―日本・トルコ友好秘話「エルトゥールル号」事件東の太陽、西の新月―日本・トルコ友好秘話「エルトゥールル号」事件
読了日:5月22日 著者:山田 邦紀,坂本 俊夫
翔ぶが如く〈9〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈9〉 (文春文庫)
読了日:5月18日 著者:司馬 遼太郎
わが盲想 (一般書)わが盲想 (一般書)
読了日:5月17日 著者:モハメド・オマル・アブディン
図説世界史を変えた50の植物図説世界史を変えた50の植物感想
ココナッツジュースは無菌だから、第二次大戦中には負傷兵に無菌点滴としても使われた(!)とは驚いた。それと、コリアンダー(香菜〈シャンツァイ〉、パクチー)が地中海原産のものということは知らなかったので意外だった。また『すくなくとも2000種の植物がゴムに似たラテックスを分泌する。ソ連では科学者が代替品ソヴプレンを開発するまで、タンポポのラテックスが立派にゴムの原料となっていた。』(P100)タンポポからゴムを作ることができると言う事実には驚愕。
読了日:5月15日 著者:ビル ローズ
昨日まで不思議の校舎 (創元推理文庫)昨日まで不思議の校舎 (創元推理文庫)感想
中盤から伊神さんが登場するが、やっぱり伊神さんが登場すると面白いなあ。伊神さんのキャラもそうだけど、葉山くんの伊神さんへの世話女房っぷりが好きなので(笑)。それに、今回葉山くんがご飯を作りに行ったとき場面のように、伊神さんと言う日常から乖離しているようなキャラが日常的な面が見れるから、それもいいよね。そして、伊神さんが登場して以降、解決編が続くけど各事件の解説編の合間に適度にシーンが挿入されているので、解決編が長く続いてだれることがないように工夫されているのもいいね!
読了日:5月15日 著者:似鳥 鶏
龍馬史龍馬史感想
龍馬はもともと幕府との戦争を辞さないという基本思想をもっており、幕府との交渉が上手くいかなかった時のために土佐に銃を運んだりと戦争の準備もしていたので、「平和主義者」というのは作られたもののようだ。紀州藩の船と衝突した際に、龍馬は積荷の分も賠償させて高額な賠償金を得たのだが、龍馬は賠償金を多く得るために、積荷を交渉が進むごとに額が大きい積荷(「砂糖と米」→「銃」→「現金何万両」)へと変えていったとのことだが、龍馬にそうした嘘をついてまでがめつく賠償金をせしめるというイメージがなかったから意外だわ(笑)。
読了日:5月13日 著者:磯田 道史
一つの大陸の物語 (下) ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~ (電撃文庫)一つの大陸の物語 (下) ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~ (電撃文庫)感想
ついに最終巻!大人組のイラストはどれもこれも格好良くて素晴らしかった!長年会っておらず事情がわかっていないのに、即座にヴィルを隠して治療を受けさせた、学生時代の旧友サイラスは格好いいね!イラストを見てもダンディだしね。そしてヴィルは彼に今までの出来事を語るが、その時のサイラスの驚きと引きつった笑みがうかがえるような反応には思わずニヤリと口角があがってしまう(笑)アリソンとヴィルの結婚式という終わり方も素敵だし、トラヴァス少佐もヴィルに戻り、アリソンと暮らせるようになるというハッピーエンドで本当に良かった!
読了日:5月12日 著者:時雨沢恵一
新約 とある魔術の禁書目録 (7) (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録 (7) (電撃文庫)感想
上条さん、食蜂に妙に信頼されていて協力して貰っているが、そこらの事情が気になるのでいずれ明かされるのが楽しみ!土御門妹の死のニュースの真相を知り、それまでの土御門の行動を思うと、土御門なかなかにクレイジーだな(笑)白カブトの垣根さん、普段キーホルダーを装ってフレメアを守っているのか。しかし彼も冷蔵庫になったり、白カブトになったり、キーホルダーになったり形とか大きさが色々と変わって大変ね(笑)
読了日:5月12日 著者:鎌池和馬
ある家族の会話 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)ある家族の会話 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
読了日:5月6日 著者:ナタリア ギンズブルグ
デスニードラウンド ラウンド1 (オーバーラップ文庫)デスニードラウンド ラウンド1 (オーバーラップ文庫)感想
相変わらずアサウラさんの食べ物の描写は実に美味しそう!天丼や野菜炒めのような普通の食べ物をすごく美味しそうに描けるのはすごい。しかし、借金返済のためユリの洋服を女子高生使用済み衣類として売ろうとするのには流石にうわあ、ってなる。そのあと直ぐに「部活」という単語が出てきたけど、部活させてユニフォームも売るのか、なんて想像シテナイヨ、ホントダヨ。あとロナウダ再生後に作戦もない、即興のごちゃごちゃした戦いになっている場面はすごく面白い。特に大野と大崎がトラックでつっこんだとことか好きだな。
読了日:5月4日 著者:アサウラ
女中譚 (朝日文庫)女中譚 (朝日文庫)
読了日:5月2日 著者:中島京子
移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活感想
タイの僧侶が守って暮らしている戒律の1つが、正午を過ぎたら固形物を一切口にできない。というものだが、その「固形物」の解釈はいろいろあるが、『ヨーグルトは不可だがアイスは一般には「可」とされている』(P24)というのは面白いなあ、常温で完璧に液体になるかどうかの差なのかな。また、タイではお布施セットが町中で売られているが、日本ではないからこの成田の寺では、寺の受付で販売しているものを買ってお布施をするというのは、なんか微妙にモヤモヤするなあ(笑)。
読了日:5月2日 著者:高野 秀行

読書メーター

ラ/////5
小////
エ//
ノ/
歴//
そ//


「東の太陽、西の新月」はノンフィクション換算。


ライトノベル 5
小説 4
エッセイ 2
ノンフィクション 1
歴史 2
その他 2

 今月は特別いつもより読めない事情があったわけでもないのに、ろくに本を読み進めることができなかったな。あえて言うなら、今月になって「はたらく魔王さま」のラジオである「はたらく勇者さま」をちょっと聞いてみたら思いのほか面白く、それらを聞いたあと「総武高校奉仕部ラジオ。」も聞いたりして、それで多少時間をとられた面はなきにしもあらずだが、それもたいした時間じゃないしなあ。しかしラジオには今まで苦手意識を持っていたのだが、結構聞き流して楽しめるものなのだね、と酷くいまさらな発見をした(笑)。

5月に読んで(視て)特に面白かったもの

「昨日まで不思議の校舎」

 解決編が長いが、いくつもの事件が起こっていたから、それぞれの事件の解決編ごとに間がおかれていたのでダレずに面白く読めた。過去の事件の解決編辺りは、ホラー風味でゾクッとするような話だ。それと、今回ついに葉山くんが柳瀬さんへの思いを口に出したのはよかったよ!
「わが盲想」
わが盲想 (一般書)

わが盲想 (一般書)

 めちゃくちゃ読みやすかったので、あっという間に読み終えることができた!高野さんの「異国トーキョー漂流記」や「移民の宴」にも出てきて、印象に残っていた野球好きの盲目のスーダン人アブディンさんの描いた自伝的エッセイ。
「【学園CoC】猿の手【ノベル風リプレイ】」
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 前作「地の中より来るもの」も面白かったので、続編があると聞いて楽しみだったが、こんなにすぐに続編が見られるとは思っていなかったので嬉しい!現在第二夜まで公開している。立ち絵が、前作のものから新たに書き直されたものへと変わったので、新キャラや男キャラの昼谷はともかく、それ以外の以前に出てきたキャラは微妙に違和感を覚えてしまった。まあ、それは慣れの問題だから徐々に慣れてきてはいるけど。
「【東方卓遊戯】 お嬢と五人の奇人達 【サタスペ】」
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 思ったよりずっと早く2話が始まったと思ったら、もう本編が終わって現在投票期間とはものすごい投下速度の速さ(毎回20分程度の長さがあるのに、今月だけで17本更新!!)に驚きながらも毎回楽しんでいた。