アクセル・ワールド 23

 ネタバレあり。
 先頃の白のレギオンとの領土戦前に、白の王はかつてバーストリンカーであった若宮恵の記憶とBBプログラムを復活させた。若宮恵(オーキッド・オラクル)は白の王のバーストリンカーとしての≪親≫であるサフラン・ブロッサムを復活させるという言葉を聞いて、その力を振るったがハルユキがサフラン・ブロッサムのポイントを全損させたのは白の王だと知って、利用されていることに気づいて無制限中立フィールドを領土戦ステージに戻した。しかしそれ以後彼女と連絡が取れず、七王会議の場でウルフラム・サーベラスがオラクルの能力を使った。そのため若宮と仲の良い黒雪姫は彼女のことを心配していて、明日にハルユキと共に若宮家を訪問することにする。
 ハルユキはその前にオーキッド・オラクルと同じくサフラン・ブロッサムの≪子≫である白のレギオンのローズ・ミレディーの話を聞きたいと思う。ハルユキは黒雪姫と共にハイエスト・レベルに行きハルユキにとってのメタトロン的な存在である、アマテラスにハイエスト・レベルで会い事情を説明してローズ・ミレディーと連絡が取りたい旨を伝える。
 その後二人は現在のネガ・ネビュラスのメンバーたちが集ってのVRスペースでのミーティングに参加。白のレギオンの罠で、無制限中立フィールドで神獣級エネミ―≪太陽神インティ≫によって無限EK状態となった黒雪姫ら五人の王を救出のために必要なことが語られる。敵は神器≪ザ・ルミナリー≫で神獣級エネミー≪太陽神インティ≫をテイムしている。ルミナリーの冠はそれほど頑丈でないのにインティの炎でも壊れない炎耐性があるのは、無制限中立フィールドに放浪しているとされる鍛冶屋を見つけて強化したのだろうと推測する。そのため自分たちも鍛冶屋を見つけて、強化外装を強化してインティの炎を貫けるようにする。そのように対インティ戦に向けてやるべきことを決めた。
 その話し合いを終えた後に黒雪姫はハルユキに、自身の出生の秘密を明かす。
 翌日ローズ・ミレディー(越賀莟)から連絡を受け、リアルで会う。オラクルと親しい彼女はオラクルを助けるために、白の王から離反して黒雪姫とハルユキに協力することを決めた。そして越賀から加速中の記憶についての話とオラクルに悪影響を及ぼさないためにも正常にバーストアウトさせることが必要だということが聞かされる。
 そして三人で若宮恵の家に行くと入院していることが告げられる。黒雪姫は現在無現EK中なので、越賀莟とハルユキの二人が若宮恵を助けるために、彼女が眠る病室で直結回線をして無制限中立フィールドに潜る。無制限中立フィールドでローズ・ミレディーは自分が必要としているものの在処を教えてくれる必殺技を使う。現実世界で回線を直結させたのは、そうすることで彼女がいる場所へと導いてくれるのではないかと考えてのこと。
 そして、かつて加速研究会が利用していたミッドタウン・タワーへと導かれた。そこでルミナリーでテイムされた強力な敵エネミ―の後ろに全身を鎖で縛り付けられている二体のアバターを発見。鎖を切るには相応の時間が必要だということで、まずそのエネミーと戦うことになる。その戦いの最中にハルユキは三代目クロム・ディザスターだった者の声を聞き、その助言通り動くことで敵を剣で断ち切ることができた。何故そのような現象が起こったかは不明だが、戦いの中で剣を使えるようにパワーアップ。強力な敵を倒して二体のアバターを救出すると、オーキッド・オラクルと少し前のミーティングで話に出た放浪の鍛冶屋だった。そうして思いがけず放浪の鍛冶屋と出会ったハルユキは、自分の剣を強化(炎熱属性無効)してくれることを頼む。しかしバーストポイントが足らずに凍りついていたら、ローズ・ミレディーが炎熱無効を頼もうとしているのを見てインティ対策と察し、代わりにポイントを払ってくれた。そして放浪の鍛冶屋は剣を強化した後に飛び去り、オラクルを抱えるローズ・ミレディーとハルユキはエネミ―が迫りくる中でポータルに飛び込み、無事脱出に成功する。
 そして現実に戻ると若宮恵(オーキッド・オラクル)は目を覚まし、越賀莟(ローズ・ミレディー)と現実で初めての対面を果たした。その加速世界では長く親しい付き合いのあった二人の現実での対面シーンいいね。